- 欧州
- 国連機関等
- その他
議題はおおむね以下の通りでした。
• 国連2023水会議(UN Water Conference)の準備
• SDG 6グローバル・アクセラレーション・フレームワークを通じた国レベルの関与を拡大するための進捗と方法
• SDG 6キャパシティ・ディベロップメント・イニシアティブ
• 水と衛生への人権に関するロードマップ
• 国連水ジェンダー活動
議論の中心は、2023年3月にニューヨークの国連本部で開催される国連水会議の準備でした。国連水会議は、一連の自発的なコミットメント(世界水協定)と、2028年に終了する持続可能な開発のための水に関する行動のための国際10年」の後半のロードマップ、2030年までに達成される予定の持続可能な開発目標(SDGs)について議論することが期待されます。
会議でのもう一つの焦点は、SDG 6のグローバルアクセラレーションフレームワークでした。参加者は、国レベルの支援を拡大し、ケーススタディの結果を広める方法について討議し、水アジェンダの能力開発が主要な基盤として特定され、能力構築がすべての部門および個々の国の省庁にわたって水アジェンダを前進させるために必要であると指摘されました。
気候変動と水に焦点を当てたパネル討議が行われ、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議で水パビリオンを企画し成功したこと、水問題が保健、自然、エネルギー、農業を含め、国際交渉自体で大きく取り上げられるべきこと等を強調しました。これは、「水はセクターではない」という概念であり、基礎となるテーマとしての水はすべてのセクターで強化されるべきであるという趣旨です。(注)UN-Waterと2023 国連水会議について
UN-Waterは、国連ファミリーが水関連の課題に対応し活動を提供できるよう、国連内で調整する役割を果たします。
UN-Waterの加盟機関は、国連及び関連機関により構成されます。パートナーは、関連する様々な国際機関です。ドナーとして、欧米諸国のドナー機関が参加していますが、水・衛生分野での主要なドナーである日本の機関は含まれていません。
2023年3月22~24日にかけて国連水会議(UN Water Conference)がNYの国連本部で、タジキスタンとオランダの共催の下で開かれます。この2023年の会議は、開会式、閉会式のほか、6つの全体会合と5つのインターアクティブな対話セッション、サイドイベントで構成され、作成される国連総会議長からの会議要約は、2023年の国連持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)に資料として提出されます。なお、そのための地域別コンサルテーション会合が開かれます。アジア太平洋地域では2022年4月20日にオンラインで開かれますが、参加者は招待者に限定されています。