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国際協力分野におけるPSEAHからの保護の動向調査とガイドライン
【情報源】
JANIC
【名称】
国際協力分野における性的搾取・虐待・ハラスメントからの保護に関する世界の動向調査と、日本の国際協力NGOにおける取組に向けたガイドライン等の策定・普及
【形態・形式】
外務省WEBサイトよりPDFで公開
【著者・講演者または発行者】
委嘱団体:特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター
【発行/公表時期】
2021年度4月
【背景・目的】
国際協力分野における性的搾取・虐待・ハラスメントからの保護(Protection from Sexual Exploitation, Abuse and Harassment: PSEAH)とは、開発・人道支援等の現場で、支援する側による性的搾取や性的虐待から、支援を受ける側の人々を守るための考え方や、予防と取り組みのための具体的な措置のことをいいます。支援を受ける側の保護を目的としていますが、最近では支援団体内部のハラスメントの予防と対応も組み合わせて考えられています。1990 年代以降、国際機関や国際 NGO 等の職員による、受益者に対する性的搾取・虐待の事例が報告され、それに対してPSEAH やその予防のための様々な取り組みが国連、各国政府、援助機関、NGO によってを進められてきました。国際社会ではPSEAHの取り組みが進められてきている一方で、日本の援助機関や国際協力のNGOでは、まだこの問題は十分認識されていません。日本の NGO による支援活動は拡大し、活動内容も多岐にわたる中、こういった加害が起きる可能性も高まっています。また、NGO が PSEAH を理解し、予防、対応できる体制を 構築することが、国連機関から求められるようになってきています。
こうした状況を受け、JANICは立ち上がったばかりのPSEAHワーキング・グループのメンバー団体とともに、昨年度のNGO研究会の活動として取り組みを開始しました。日本の政府、援助機関、NGO の関係者がPSEAH に関する方針の策定や具体的な活動を進められるよう、1年を通してワーキング・グループ内で、その概念や具体的な予防、対応のあり方について学びあう場を持ってきました。また、普及のための活動の第一歩として、シンポジウムやセミナーを開催し、PSEAH実践ハンドブックを制作しました。
【概要】
日本の国際協力NGOがPSEAHの概念や具体的な予防・対応方策を団体内で取り入れるための考え方や指針を理解するために制作したものです。NGO の国際ネットワークであるCHS アライアンスが、人道支援 NGO による活用を想定して制作した PSEAH Implementation Quick Reference Handbookを翻訳し、日本の団体の事例や参考文献を加筆しています。これからPSEAHに関する方針や体制を整えようとする団体が必要となる内容が、ステップごとに具体的に説明されていています。
【対象】
一般
【入手方法・価格】
外務省WEBサイトよりダウンロードが出来ます。
報告書:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/houkokusho/kenkyukai.html
PSEAH実践ハンドブック:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/100175469.pdf
【問合せ先】
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター:https://www.janic.org/contact/
【関連リンク】