発表日：2025年11月18日

■ 概要
● マサチューセッツ州では、2025年11月13日に上院法案391（Senate Bill 391）と同一の下院法案560（House Bill 560）が、そして11月17日には上院法案410（Senate Bill 410）が、合同教育委員会によって好意的に報告された。現在の立法会期は2026年7月31日に終了する予定。

● 上院法案391および下院法案560は、制定された場合、州内で学際的な気候教育を支援するための学際的気候リテラシー信託基金（Interdisciplinary Climate Literacy Trust Fund）が十分なサービスを受けていないコミュニティ、気候変動によって不均衡な影響を受けているコミュニティを優先的に支援する。

● この信託基金からの支出は、新しい学際的気候リテラシー諮問評議会（Interdisciplinary Climate Literacy Advisory Council）による開発、購入、配布、実施、専門能力開発の支援、最良事例の評価と共有の機会提供、および学区への技術サポートの提供などが含まれる。

● 上院法案410は、州の教育基準に含めることが許可されているトピックのリストに「気候科学と気候ソリューション」という記載を追加することで、気候教育の推進を図るもの。

● 上院法案391と上院法案410は現在、上院歳入委員会（Senate Committee on Ways and Means）に付託されており、下院法案560は下院歳入委員会（House Committee on Ways and Means）に付託されている。

【出典】
National Center for Science Education
https://ncse.ngo/climate-education-legislation-advances-massachusetts