(Education for Sustainable Development=持続可能な開発のための教育)
を日本各地に広げていくために
ESD活動支援センター(全国・地方)は、地域ESD活動推進拠点(地域ESD拠点)と共にESD推進ネットワークを形成し、連携してESDを支援します。
ESD推進ネットワークは、持続可能な社会の実現に向け、ESDに関わるマルチステークホルダーが、地域における取り組みを核としつつ、様々なレベルで分野横断的に協働・連携してESDを推進することを目的としています。ESD活動支援センター(全国センター)は、地方ESD活動支援センター(地方センター)との連携・協力のもと、このネットワーク形成に取り組みます。
ESD推進ネットワーク
ESD推進ネットワークは、持続可能な社会の実現に向け、ESDに関わる多様な主体が、分野横断的に、協働・連携してESDを推進することを目的としています。
ESDを広げ、深めることを通じて、地域の諸課題の解決と教育の質の向上、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けての人づくりを行います。
●ESD活動支援センター〈全国センター〉
ESD推進ネットワークの全国的なハブとなり、ESD活動の支援を行うため、文部科学省と環境省により開設されました。地域ESD活動推進拠点(地域ESD拠点)、地方センターやESDの推進に関心を持つ全国規模の協力組織・団体(以下「協力団体」)と協働・連携し、支援活動を展開します。
4つの「はたらき」
1. | 情報の収集・発信 研修、教材、アワード、政策、助成金等の情報を、ウェブサイト、SNS等で提供しています。また、メールや電話などによる相談にも応じます。 |
2. | ESD支援体制の整備 地方センターと連携し、地域の実践者のニーズに沿った支援プログラムの検討を行います。また、地域ESD拠点の形成・活動を支援します。 |
3. | ネットワーク形成と学び合いの促進 ネットワークを育み、互いに学び合う場として「全国フォーラム」等を開催します。 |
4. | 人材の育成 実践者やコーディネーター、指導者の育成と、活躍の場づくりに取り組みます。また、ユースのキャパシティ・ビルディングを支援します。 |
3つの「つなぐ」
1. | 環境・開発・人権・平和・防災・消費・文化などの多様なテーマをつなぎます。 |
2. | ESDを推進・支援する人・組織・プログラムなどを地域をこえてつなぎます。 |
3. | 国連機関や海外のESD先進地域の動きなど国際的な情報をつなぎます。 |
●ESD活動支援企画運営委員会
ESD推進ネットワーク全体の活動の基本的方向の議論、地域の実情を踏まえた総合的なESD活動支援方策の検討、ESD活動支援センターへの指導・助言を行います。 ⇒委員リストページへ
●地方ESD活動支援センター〈地方センター〉
全国センターや地方自治体、地域ESD拠点等との連携のもとに、ESD推進ネットワークの広域的なハブ機能を果たし、ESD活動の支援等に取り組むため、文部科学省と環境省により開設されました。 ⇒地方センターのページへ
●地域ESD活動推進拠点〈地域ESD拠点〉
地方センターのパートナーとして、他の地域ESD拠点等とも連携し、各地域・各分野で取り組まれるESDを様々な形で支援することによりESD推進ネットワークの中で中核的な役割を果たす、地域におけるESD活動の支援窓口です。 ⇒地域ESD拠点のページへ
ESD推進ネットワーク 組織・主体の関係(概念図)
下図は、ESD推進ネットワークを構成する様々な主体の関係を概念的に図式化したものです。
(注2)当面、地域ESD拠点として期待される組織・団体の例
- 教育関係機関・ネットワーク(ユネスコスクール、コミュニティ・スクール、エコスクール、ESDを推進している学校等のネットワーク)
- 学術研究機関・ネットワーク(ESD実践の大学、ASPUnivNet加盟大学、HESDフォーラム加盟大学等のネットワーク)
- メディア、企業・経済団体及びそのネットワーク(商工会議所や青年会議所、地方の経済連合会等)
- 公益法人/NGO/NPO及びそのネットワーク(社会教育施設、環境学習施設、国際協力拠点、地域のユネスコ協会、自然学校、ボランティア・市民活動支援組織・団体、地球温暖化防止活動推進センター、男女共同参画センター、SD推進組織・団体(*)及びそのネットワーク)
- 地方自治体・行政組織及びそのネットワーク(SDGsやESDを担当する部局、教育委員会、社会教育施設、環境学習施設等及びそのネットワーク)
- その他(ESDコンソーシアム、 ESD地域拠点(RCE)、地域のESD協議会、 SD推進組織・団体等)
設立の背景
「国連ESDの10年」の成果をつなぎ、持続可能な地域づくりと人づくりを推進する
2002年9月ヨハネスブルグサミットでの日本政府とNGOの共同提案から生まれた 「国連ESDの10年」は、2005年から2014年まで世界中で展開され、日本国内でも、政府、学校、高等教育機関、NGO/NPO、企業等様々な主体がESDおよびその推進に取り組みました。2015年からは「国連ESDの10年」の後継プログラムとして「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」が開始され、我が国も引き続きESDを一層推進すべく「我が国におけるESDに関するグローバル・アクション・プログラム実施計画(ESD国内実施計画)」を策定しました(2016年3月)。
ESD国内実施計画では、地域が必要とする取り組み支援や情報・経験を共有できる「ESD活動支援センター(全国・地方)」を整備し、地域の実態を踏まえた効果的な運用を図っていくこと、ESD活動に取り組む様々な主体が参画・連携し、地域ESD活動推進拠点と共に、全国的なESD支援のためのネットワーク形成に取り組むことが示されています。
その結果を踏まえ、全国センター、地方センターが文部科学省と環境省によって開設されました。また、学校現場・社会教育の現場で地域や社会の課題解決に関する学びや活動に取り組んでいる様々な主体によるESDを支援・推進する役割を担う組織・団体を、ESD推進ネットワークにおける「地域ESD拠点」とし、登録が開始されました。
ESD推進ネットワーク形成の進展
ロゴマーク
ESD活動支援センターロゴマーク
ESDロゴマーク
この「ESDロゴマーク」は、青色に「学び」、黄色に「活動」、森や自然を想起する緑色に「持続可能な社会」の意味を持たせています。
青色と黄色を混ぜると緑色が生じるという「色の原理」と、ESDの文字の形で表現された卵から雛が生まれるイメージから、「人びとの学びと活動によって持続可能な社会を生み出し、育てる」というESDの考え方を表しています。
*上記「ESDロゴマーク」は、環境大臣によって商標登録されています。
リーフレット
“ESD推進ネットワーク”のイメージや、ESD活動支援センター(全国・地方)の連絡先などを掲載したリーフレットです。下記PDFデータをダウンロードのうえ、ご閲覧・ご活用ください。
2024年度版・ESD活動支援センターリーフレット(PDF)
ご閲覧の際には、Acrobat Reader最新版のご使用をお勧めいたします。
下記サイトよりダウンロードが可能です。
Acrobat Readerダウンロード(Adobe社のサイト)
【大量印刷をご希望の方へ】
別途、印刷用のPDFデータをご提供いたします。下記までご連絡ください。
contact☆esdcenter.jp(☆を@に変えてお送りください)
平成27年度~平成29年度、令和4年度版のパンフレットについては、下記よりご覧ください。
平成27年度版 | 平成28年度版| 平成29年度版|令和4年度版
トップページのイラストについて
本ウェブサイトに使われているイラストは切り絵作家の辻恵子さんによるものです。辻さんは文字や絵にひそむカタチを、ハサミを使って切り出す作品を作り続けているアーティスト。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年4月4日~10月1日放送)のオープニングの絵も手がけられました。
「ESD」の3文字から、人や生きもの、持続可能な未来社会の姿などを切り出すことで「ESDから生まれる未来」を表現していただきました。
◆本ページに関するお問い合わせ先◆
ESD活動支援センター
E-mail:contact☆esdcenter.jp(☆を@に変えてお送りください)
TEL:03-6427-9112 FAX:03-6427-9113