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【報告】気候教育イニシアチブ開始式典と教育イニシアチブ参加のお誘い
【情報源】
OECDからの式典参加者へのメール
【名称】
気候教育イニシアチブ開始式典結果報告と気候行動への教育イニシアチブへの参加のお誘い
【開催日(期間)】
2021年7月1日21:00~22:00(日本時間)
【主催者・協力者】
UNESCO、OECD及びEducation International
【開催地(開催方法)】
オンライン開催
【結果概要】
UNESCO、OECD及びEducation International 主催によるClimate Education Initiativeの開始式典が7月1日行われ、気候行動への教育(Teaching for Climate Action)イニシアチブが始まった。日本の関係者がぜひこのイニシアチブに参加し、若者たちが気候行動をとるための教育に関する日本の取組事例を報告するよう、お誘いするものである。
教員に対して十分な気候変動問題に関する教育への研修や教材が与えられていないことを踏まえ、また、教員が気候教育を含む教育の中核であることを考慮し、OECD、UNESCO 、Education Internationalは、生徒たちに気候行動をとる力を身につけられるような教育知識を集積し、さらに教員が相互に学んだり、現場のリーダーたちから学べるような共同イニシアチブを立ち上げることとし、「気候行動への教育(Teaching for Climate Action)イニシアチブ」を開始した。開始式典では、より環境にやさしい21世紀社会を構築するために教育セクターが果たし得る役割について焦点を当てた議論を行った。

司会者
Nick Nuttall, consultant and former Director of Communications and Spokesperson for the UN Environment
スピーカー
Andreas Schleicher, OECD Director for Education and Skills
Susan Hopgood, President of Education International
Vibeke Jensen, UNESCO’s Director of Peace and Sustainable Development
Melania Brenes, Vice Minister of Education from the Republic of Costa Rica
Lorenzo Fioramonti, Professor, MP and former Italian education minister
Dr Maisha Reza, Chairperson of the Commonwealth Students’ Association, Global Student Forum
この開始式典で始められた「気候行動への教育(Teaching for Climate Action)イニシアチブ」は、教員が以下の行動をとるよう呼び掛ける。
・生徒たちが気候行動に携わるようになるような教員のイニシアチブやプロジェクトの共有
・国境、文化を超えて、気候教育を行うための連携のための一連のオンライン・フォーラムへの参加
・国際的な合意に沿って、気候問題に関する深い洞察を特定し、普及し、実施することへの支援
・気候行動に関するグローバル教員フォーラムに参加し、教室で、教育システムで、教育政策で主要な洞察を実施するための行動計画を開発することこのイニシアチブを進めるために、多くの教員がフリー・アカウントを作り、このイニシアチブに関するガイダンスをチェックすることを推奨している。

わが国でも、生徒が気候行動をとることを促すような教育を行っている学校が多数あると思います。英語で発表をしている学生、生徒もいることと思います。
ぜひ積極的にこのイニシアチブに参加し、わが国の気候変動教育の経験を世界の他国の人たちと共有するようお薦めします。

【対象】
気候変動教育に関心がある教員(大学教員を含む。)、実践者、研究者等
【資料・関連リンク】
Global Teaching InSights:https://www.globalteachinginsights.org
【問合せ先】
educontact@oecd.org