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次世代の環境リーダーに関する理解 なせ君たちはESGに投資するのか?
【情報源】
Environment+Energy Leader – Leader Resource/Monthly September Highlights
【名称】
報告書「次世代の環境リーダーに関する理解 なせ君たちはESGに投資するのか?」
【形態・形式】
報告書 (Insight Report)
【著者・講演者または発行者】
JESSICA SARNOWSKI (Intelex)
【発行/公表時期】
2021年9月10日
【背景・目的】
ESGは今後の企業活動にとってますます重要になるが、どのような人物があなたの企業にとって良き雇用者(employee)となるか、どのようなタイプの者をあなたの会社が引き付けられるか考えたことがあるだろうか?環境を専攻する次世代を担う学生たちが何を雇用主に望むかを、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で環境システムを専攻する学生について調査した報告。
【概要】
本報告書では以下の事項を扱っている。
・ESG雇用されている者の心理的特徴
・ESDに最も関心を持ちそうな人たちの優先順位や価値観
・どうすれば皆さんのESGプログラムに最も才能のある者を引き付けられるかESG雇用される者の心理的特徴としては、気質、年齢、柔軟性などが挙げられている。気質については、ESGに積極的な人は、前向き思考、未来志向、ある程度固定的、平均より知性的などの傾向がみられる。年齢指摘には、若いほどESGに前向きな傾向がみられる。これは、若い年代ほど気候変動問題等の機器に敏感なためと考えられる。柔軟性に関しては、一部の学生は環境や持続可能性を実施している企業を志向するが、それらの学生は業務においても柔軟性に欠ける傾向があり、理想的な雇用者でない場合が多い。ESGに取り組んでいるとの合理的的な説明を受ければ、それを受け入れる、より柔軟な学生も多数いる。それらの学生は、ワークライフバランスやテレワーク、環境以外のジェンダー、LGBTや人種問題などにも高い関心を示す傾向にある。
学生たちの優先順位や価値観についしては、前述の心理的特徴とよく整合している。学生たちの多くは、企業に対して自分たちの価値観と同様な価値観を求める。持続可能な活動を行う企業を志向するが、必ずしもそのために自らの雇用条件を犠牲にはしない。これまでの企業のESGに関する実績を重視するが、それ以上に今後の活動をどうするかを重視する。より詳しくは、報告書を参照されたい。
将来世代のニーズを満たすために企業が求められる事項を、以下の10項目にまとめている。
① ESGや持続可能性に関する活動を公開すること
② 企業のウェブサイトに持続可能性に関する努力や将来計画を掲示すること
③ 採用広告に際しては、対象層を意識すること。これからの世代は、より多くの情報を求めている。
④ 環境の持続可能性より、持続可能性全体をより重視すること。将来の世代は環境、安全、多様性を重視することをより期待している。
⑤ 問題を解決し、新たなESGのイニシアチブを作り出そうとする雇用者の欲求を受け入れること
⑥ ESGプランや持続可能性目標を作成する際には、雇用者を巻き込み、その進展に関する透明性を確保すること
⑦ 将来の雇用者は起業の評判に強い意見(関心)を有していることを意識すること
⑧ 給与等の伝統的なモチベーションに加え、企業の価値感や特典という観点からも従業員を元気づけること
⑨ 過去の企業の失敗についても明らかにし、将来どうしようとしているかを示すこと - 将来世代にとって説明責任は重要
⑩ ESGの努力に置いて最先端であろうとすること。ユニークではなくとも、最善の人材を引き付けられるように改善し続けることが重要。
【対象】
持続可能な社会づくりやESGに向けた企業活動に関わるビジネス・リーダー、行政関係者、研究者
【入手方法・価格】
無料。以下のURLからダウンロード可能:https://www.environmentalleader.com/
【問合せ先】
Environment+Energy Leader <editor@environmentalleader.com>
【関連リンク】
上記URLをご覧ください。