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HEAD財団ハンドブック「遠隔授業におけるギャップの解消方法」
【情報源】
HEAD財団メーリングリスト
【名称】
HEAD財団ハンドブック「遠隔授業におけるギャップの解消方法
(Bridging the Gaps in Remote Learning)
【形態・形式】
報告書
【著者・講演者または発行者】
HEAD財団
【発行/公表時期】
2021年10月19日
【背景・目的】
このハンドブックは、3部構成の遠隔授業に焦点を当てたウェビナーシリーズから得た貴重なアイデアや洞察を踏まえ、デジタルデバイドやインターネットの確保から、電話やラジオなどの旧来の技術を転用してレッスンを行うことまで、教育者がこれらのギャップを埋めるために行った優良事例を具体的に取りまとめています。これらの優良事例は、日本の教育者にとっても参考になることでしょう。
【概要】
ユニセフ(2021)によると、世界中の小学生は、COVID-19のロックダウンのためにこれまでに1.8兆時間の対面学習時間を失っています。
オンライン学習は1つの解決策ですが、それは不十分です。パンデミックは、国家間および国内の広範なデジタル事情の不平等を露呈しました。
しかし、東南アジア地域や世界のその他の国々は、この困難な時期に学生が有意義に学び続けられるように様々な工夫をしました。このハンドブックでは、以下の項目について扱っています。
• 学習体験の計画と設計
• 教育用のデジタルツール
• サイバーの安全性とウェルネスを教える
• ラジオを使ってレッスンを放送する
• 紙ベースの学習を最大限に活用する
• STEM教育を遠隔学習に取り込む
• 生徒の学習を評価する
• あなたのコミュニティの世話をする

なお、2021年6月から7月にかけて開催されたこの実践者に焦点を当てたウェビナーシリーズでは、東南アジアの教育者がヴァーチャルな教室からラジオレッスンまで、様々な教育技術を探求し、コミュニティが教育にどのように関与できるかを示し、遠隔地において包括的で魅力的な授業を展開する方法を示しました。
第1部|コミュニティでの作業
最初のウェビナーでは、東南アジアの3人の教育者から、強力なコミュニティパートナーシップを通じて、学生が教育を続けることを可能にする方法を学びました。遠隔授業とハイブリッド学習が教育の新しいノーマルであり続ける中、講演者は、授業に必要なインフラストラクチャーやその他の支援を得るために、幅広いコミュニティパートナーのネットワークと関わることの重要性を強調しました。
第2部 |デジタル ツールの使用
3人の講演者により、教育者が遠隔授業を強化する方法について学びました。オンライン環境で継続的な学びを確実にすることを目指す教師を支援するために、すぐに利用可能なデジタルツールを共有しました。
第3部 |旧来のテクノロジーの再活用
この回の講演者は、特にリソース不足の学校や地域社会で、学生のニーズを満たすために旧来の技術をどのように活用できるかについて議論しました。このような遠隔に夜学びの時代に、教育者の豊かな発想と創意工夫が、学生のユニークな状況に応える方法を示してくれています。これらのウェビナーの映像記録は、こちらをご覧ください。
【対象】
東南アジアの教育、ESDについて関心を有する教員、研究者等
【入手方法・価格】
価格:無料。ダウンロードはこちら
【問合せ先】
HEAD財団
Email: info@headfoundation.org

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