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Vision 2050 :Time to Transform【報告書】
【情報源】
WBCSD Press Release 2021年3月25日、IGESプレスリリース 2021年10月26日
【名称】
Vision 2050 :Time to Transform
【形態・形式】
報告書
【著者・講演者または発行者】
持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)
【発行/公表時期】
2021年3月25日
【背景・目的】
持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)は2021年5月に「Vision 2050 :Time to Transform」(「ビジョン2050」) 発表しました。サステナブルな世界の実現に向けたビジネスの役割を探求した最初の「ビジョン2050」が2010年に作成されてから10年が経過する中、生態系・社会の重大な転換点に近づく危機にありながらも、世界は依然として従来の枠組みに留まり、変革が進んでいない状況にあります。WBCSDでは、2年間の議論を経て今回「ビジョン2050」を更新し、今世紀半ばまでに90億人以上がプラネタリー・バウンダリー(地球の限界) の範囲内で真に豊かに生きられる世界を実現するTransformation(大変革)に向けた道筋を明らかにしました。この更新作業は、WBCSD事務局のほか、40名以上の世界のビジネスリーダー、世界中のさまざまな分野の専門家で構成される外部レビュー委員会の協働により行われました。
なお、本報告書については、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、損害保険ジャパン株式会社、トヨタ自動車株式会社、富士通株式会社が日本語翻訳版を共同で作成し、2021年10月26日に発行しています。
【「ビジョン2050」のハイライト】
  • システムがどのように変革するかを描き、今後10年間のビジネス活動の指針となる新たな枠組みを提示。
  • この枠組みの中心となるのは、9つの変革の道筋(企業が取るべき行動のルート)であり、社会に不可欠な事業活動の分野である、エネルギー、交通・輸送とモビリティ、生活空間、製品と物質・材料、金融商品・サービス、コネクティビティ、健康とウェルビーイング、水と衛生、食料を網羅。
  • ビジョンと変革の道筋は、持続可能な開発目標(SDGs)とパリ協定の目標に沿っており、9つの変革の道筋には、それぞれ10年先を見据えた10の行動分野が含まれる。
  • これまでのビジネスを超えて変革を加速させるために、①真の価値創造に報いるような資本主義の刷新、②変化やディスラプションを予測し、受け入れ、適応するためのレジリエンス、③社会・環境システムを回復、成長させる能力を構築する再生、の3つの発想を提示。
【対象】
持続可能な社会づくりに関心のある全ての者、特に企業関係者
【入手方法・価格】
無料。以下のURLからダウンロード可能
英語版日本語版
【問合せ先】
公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES) :http://www.iges.or.jp
広報担当: 庄(しょう)、勝池(かついけ) Tel: 080-7410-1620  Email: iges_pr@iges.or.jp