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G20サミットに先立つグテーレス国連事務総長談話
【情報源】
国際連合ウェブサイト
【名称】
G20サミットに先立つグテーレス国連事務総長談話
【形態・形式】
プレスリリース
【背景・目的】
10月31日から始まる気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に先立ち、アントニオ・グテーレス国連事務総長がローマでのG20サミット直前に談話を発表した。
【概要】
10月31日から始まる気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に先立ち、アントニオ・グテーレス国連事務総長がローマでのG20サミット直前に談話を発表し、各国による自主的貢献(NDCs)は徐々に野心的に気候行動に向けて進展しているものの、現状では破滅的な2.7℃上昇に向かっていると批判しました。談話には気候変動に関しては、以下のような内容が含まれています。

・各国の最新のNDCsが明確でその達成を信じられるとしても、私たちは2℃の気温上昇を大きく上回る破滅に向かって走っている。
・私たちが本当に成功を望むのであれば、より多くの野心と行動が必要である。これは、大規模な政治的な意志の動員によってのみ可能である。
・G20ブロックの間、新興経済国を含めた先進国と途上国の間には「危険なレベルの不信感」がある
・このG20サミットの最も重要な目的は、不正、不平等、地政学的分断に根ざした主な不信感の源に取り組むことによって、信頼を再確立することである。
・信頼は、気候行動の欠如によっても損なわれている。世界の平均気温を1.5℃以下に抑えるための信頼できる道筋に至るためには緩和対策に対するより大きな野心が必要である。
・具体的には、世界のCO2排出量を2030年までに45%削減するための具体的な行動が今必要である。CO2排出量の約80%を占めるG20諸国は1.5℃目標が生き続けられるように
する責任を負わなければならない。新興経済国も、この10年間で効果的な排出削減を達成するために一層の貢献をする必要がある。

国連のウェブサイトには、この記事のほかにも気候変動に関する様々な情報が掲載されています。
その一部を関連リンクに掲げているので適宜ご参照ください。
【対象】
気候変動等のSDGsに関心を有する研究者、教員、NPO・NGO等
【問合せ先】
国連ニュースお問い合わせフォーム:https://news.un.org/en/contact