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第4回アジア太平洋水サミット【開催報告】
【情報源】
Asia-Pacific Water Forum website etc.
【名称】
第4回アジア太平洋水サミット
【開催日(期間)】
2022年4月23~24日
【主催者・協力者】
アジア太平洋水フォーラム、熊本市
【開催地(開催方法)】
熊本市(オンライン会議併用)
【背景・目的】
2022年4月23~24日にかけて熊本市で「持続可能な開発のための水―ベストプラクティスと次世代」をテーマとして第4回アジア太平洋水サミット(APWS)が開催されました。大統領、首相、副大統領を含む17人の国家元首と政府首脳、19人の政府閣僚が出席しました。このサミットは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速し、アジア太平洋地域における水安全保障のためのイノベーションを拡大するための道筋を示した、2017年第3回APWSでのヤンゴン宣言をフォローアップする機会を提供することを目的としていました。
2日間のサミットでは、首脳会議、9つのテーマ別セッション、4つの統合セッションが開かれました。開会式では、天皇陛下のご挨拶の後、各国首脳は、COVID-19パンデミックとその回復における課題を議論する熊本宣言を採択しました。この宣言を通じて、アジア太平洋地域の指導者たちは、とりわけ以下の措置をとることを約束しました。
•水の安全保障と水と衛生設備へのアクセスを改善する。
•低排出エネルギー源を活用しながら気候変動緩和策を推進する。
•自然と調和したカーボンニュートラルな社会を実現するためのグリーンインフラを推進する。
•すべての人に安全で手頃な価格の飲料水と衛生設備へのアクセスを達成するよう努力する。
•水と衛生サービスへのアクセスにおける不平等を是正し、災害リスクから保護する。
首脳はまた、水セクターのインフラの質を強化することにより,品質重視の社会を実現するための取組を加速させることを誓約しました。テーマ別および統合セッションの結果は、アジア太平洋地域における質の高い成長とインフラ開発に焦点を当てた優良事例とケーススタディをまとめた「ショーケースとロードマップ」と題する文書をまとめました。会議の結果は、ストックホルム世界水週間、国連2023水会議など関連する今後の水イベントで紹介されます。(参考)
「水の国際行動の10年(Water Action Decade: 2018-2028)(正式名称は国際行動の10年「持続可能な開発のための水」/International Decade for Action “Water for Sustainable Development”)」は、現在その中間点にあり、世界中の国々が、水と衛生に関する取り組みに関する進捗状況をレビューしつつあります。このレビューは、「水k国際行動の10年」の実施に関する中間包括的レビューのための2023年会議として正式に知られている国連2023水会議を通じて行われます。2023年の会議では、世界の水協定と水の10年後半のロードマップが提示され、水関連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援することが期待されています。
【対象】
政府・自治体関係者、研究者
【資料】
<議長サマリー>
【問合せ先】
Secretariat: Japan Water Forum (JWF)
TEL:+81(0)3-5645-8040 FAX:+81(0)3-5645-8041
E-mail: office@apwf.org*