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第2回アジア太平洋地域教育大臣会合【開催報告】
【情報源】
UNESCO Bangkok Website等
【名称】
第2回アジア太平洋地域教育大臣会合(2nd Asia-Pacific Regional Education Minister’s Conference: APREMC II)
【開催日(期間)】
2022年6月5~7日
【開催地(開催方法)】
タイ・バンコク(ハイブリッド形式)
【主催】
タイ教育省、ユネスコ・アジア・太平洋教育局(ユネスコ・バンコク)、ユニセフ東アジア・大洋州地域事務所(ユニセフEAPRO)、ユニセフ南アジア地域事務所
【結果概要】

APREMC-IIの目的は、2015年に国連がSDG 2030アジェンダを採択して以来、アジア太平洋地域におけるSDG 4目標の達成に向けたこれまでの進捗状況を評価・分析し、「すべての人に学ぶ」を中心理念として、効果的な教育の回復と変革のための提言を共同で検討し、提言することである。アジア太平洋地域の学習と教育2030+(LE2030+)ネットワークグループ枠組みの下で、ポスト2015年グローバル教育アジェンダのための一連の地域的勧告を策定した2014年ハイレベルアジア太平洋教育会議(APREC)のフォローアップとして、アジア太平洋地域の視点から2015年以降の教育の課題、課題、優先事項を議論した。この会議はまた、グローバル教育会議(GEM)2021の議論のフォローアップとして位置付けられている。

APREMC IIは、COVID 19への影響と対応を背景に、この地域の46の加盟国の大臣と他の教育関係者が、SDG4に向けてこの地域で達成された進捗状況を評価し、分析するためのプラットフォームを提供した。効果的な教育/学習の回復とシステム変革のための優先的な行動と戦略を特定し、議論し、合意し、地域におけるSDG4に向けた進展を加速させ、行動のための勧告(2022年バンコク声明)を取りまとめた。その成果は、2022年7月に開催されるSDG4ハイレベル運営委員会(HLSC)への地域貢献の1つとなる。

APREMC-IIの全体的な目的は、教育/学習の回復を達成する方法、そして同時に、SDG4のコミットメントをより良く提供するために、より公平で、包括的で、敏感で、関連性があり、強靭になるように教育システムを強化し、変革する方法について熟考し、合意することであった。具体的な目標は次のとおりである。
• アジア太平洋地域におけるSDG4-Education 2030に向けた最初の7年間の進捗状況を振り返る。
• COVID-19とCOVID-19対応の影響に焦点を当てて、地域におけるSDG 4に向けて前進する上での課題を特定する。
• 教育の回復とシステム変革のための効果的な政策、実践、イノベーションを共有し、そこから学ぶ。
• 地域におけるSDG 4の実施を加速し、行動のための勧告を生み出すために、COVID-19を超えて教育/学習の回復とシステム変革のための優先的な行動分野と戦略、および今後の重要なステップを特定し、合意する。

2022年バンコク声明(Bangkok Statement 2022)は、前文、本文及び附属文書(アジア太平洋地域における学びの回復と教育システムの変革に向けた政策行動分野 )により構成されている。本文は、アジア太平洋地域の優先順位、地域協力、今後に向けての3部構成で、アジア太平洋地域の優先順位では,優先順位1として「安全な学校の再開と学びの回復と継続」について、 優先順位2として「教育と教育システムの変革」について議論している。

【対象】
教員、研究者を含め、教育、ESDに関心を有する者
【報告資料】
【問合せ先】
apmed2030@unesco.org