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気候変動枠組条約COP27【結果速報】
【情報源】
UNFCCC website etc.
【名称】
気候変動枠組条約COP27【結果速報】
【開催期間】
2022年11月6~20日
【主催者・協力者】
国連気候変動枠組条約事務局
【開催地(開催方法)】
シャルム・エル・シェイク(エジプト)
【結果概要】
気候変動枠組条約COP27が11月20日に閉幕した。
この会議がどこまで成功であったかについては今後の議論に任せることにして、会議の成果文書のURLをお知らせする。
会議の採択文書(未編集版)は以下報告資料のURLからアクセスできる。
損失と被害に関する基金
特に最後まで焦点になった、「損失と被害に関する対処への焦点を含む、気候変動の悪影響に伴う損失と被害に対応するための資金の取り決め」文書は以下報告資料アクセスできる。
まだ混乱したままの文書で、今後整理がなされると思うが、基金を設立することと、その内容についての議論の方法が示されているだけで、具体的にどのような形で必要な資金が確保されるかなどはこの文書からはわからない。とりあえず基金を作ることだけを決めた政治的な文書と言えるだろうと思われる。なお、COP27で初めて損失と被害について議題に取り上げられたと放送されているが、これは不正確で、これまでに何回も損失と被害についての議論がCOPで行われている。
2030年に向けた各国の約束
もう一つのポイントであった2030年に向けた各国のコミットメントの強化についての文書は以下の報告資料URLからアクセスできる。
「条約の下での長期世界目標とその達成に向けた全体的な進捗状況の2回目の定期的なレビュー」
2030年1.5℃を目指すためには現在の各国の約束(NDCs)では不十分であるとの認識を再確認しつつ、2024年のCOP29での定期的レビューで検討することとしている。
気候変動教育
他方、気候変動教育については、Greening Education Partnershipが立ち上がり、気候変動教育をCOP29の主要議題の一つにすべきとの議論がなされる等、一定の進展が得られた。それらの成果については、別途提供したい。
【対象】
気候変動問題に関心を有する全ての者
【報告資料】
【問合せ先】
国連気候変動枠組条約事務局