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第12回世界環境教育会議(WEEC2024)【開催報告】

【情報源】
WEEC事務局からの報告メール
【名称】
第12回世界環境教育会議(WEEC2024)【開催報告】
【開催日(期間)】
2024年1月29日~2月2日
【主催者・協力者】
アブダビ環境庁、WEEC事務局、後援者多数
【開催地(開催方法)】
アラブ首長国連邦アブダビ
【結果概要】

第12回世界環境教育会議(WEEC2024)が2024年1月29日~2月2日にかけてアラブ首長国連盟のアブダビで開かれました。事務局の公式発表では、82か国から1,491人が参加し、310のセッションで333人のスピーカーが発表しました。この会議では、深い対話、視野の拡大、そして世界の環境教育コミュニティの継続的な強化が特徴付けられたようです。以下、WEEC2024事務局からのメッセージを引用します。

アブダビ国立展示センター(ADNEC)で開催されたこの4日間、環境教育における従来の考え方の限界を押し広げるような一連のセッションや議論が行われました。刺激的なプレナリーから実践的なワークショップまで、この4日間は世界中の環境教育関係者や専門家による貢献と革新が行われました。

プレナリー(全体会)のハイライト

プレナリー1:三重の惑星危機: EEとESDの連携
UAE Independent Climate Change Acceleratorsのプレジデント兼CEOであるシェイカ・シャンマ・ビント・スルタン・ビン・ハリーファ・アル・ナヒヤーン殿下が基調講演を行い、環境アドボカシーにおける彼女の献身的なリーダーシップが参加者を鼓舞しました。IUCN会長兼アブダビ環境庁長官であるラザン・ハリーファ・アル・ムバラク氏は、WEEC2024の啓発的な活動の舞台を整えました。最初のプレナリーでは、「課題」をテーマに、「三重の惑星危機」を取り上げました。このセッション「 環境教育(EE)と持続可能な開発のための教育(ESD)の連携」は、地球規模の課題に取り組む上で、EEとESDが極めて重要な役割を果たすことを強調しました。

プレナリー2:水、食料、エネルギーのネクサス: EEとESDのサイロを打ち破る
WEEC2024 プレナリーでは、ナジブ・サーブ、バリー・D・ソロモン、カヴィタ・ライ、ラフマ・エルフィスリの各氏がモデレーターを務め、重要な議論を行いました。私たちが「三重の惑星の危機」に直面する中、水と衛生、エネルギー、食料、生物多様性と緑化、汚染、健康と福祉、廃棄物管理、気候変動といったテーマは、世界中の環境教育システムで引き続き議論の中心を占めていました。

プレナリー3:持続可能性のために世界をひとつに
このプレナリーでは、Mirian Vileda、Eureta Rosenberg、Akpezi Ogbuigweの先見的な視点に導かれ、持続可能な目標に向けた集団的なナビゲーションが行われました。

プレナリー 4: 倫理、感情、美学: EEとESDの感情的羅針盤の構築
Lalla Nouzha Alaoui氏、Nujoom Al Ghanem氏、Rohan Chakravarty氏が、芸術と美学が環境教育の感情の羅針盤をどのように形成し、自然や社会との感情的なつながりを育むかを探求しました。

YEECプログラム – 先住民コミュニティにおける環境教育再考
COP 28 UAE Youth Climate DelegateのHoor Ahli氏の司会により、このダイナミックなセッションは、環境教育における先住民の極めて重要な役割について掘り下げました。

プレナリー5:EEとESDにおける価値観と文化的多様性
講演者のMohammed Saleh Al Baidani氏、Anne Poelina博士、Lucie Sauvé氏、Purnima Devi Barman氏が、多様性を称え、先住民の知恵に学び、より包括的で持続可能な世界をつくることを提唱しました。

プレナリー6 EEとESDのための協力とネットワーク
世界的なオピニオンリーダーたちが、グローバル・シチズンシップの構築、変革の推進、環境教育と持続可能な開発のための教育の影響力拡大のために、ネットワーキング、グローバル・コラボレーション、パートナーシップの重要な役割を強調しました。

プレナリー7:生態系回復の10年における野外学習と場所ベースの学習
Peter Stanfield博士、Ginger Potter氏、Gayatri Raghwa氏、Arabella Willing氏から、個人と自然環境を結びつける上で、野外学習と場所ベースの学習が極めて重要であるとの見解が示されました。

プレナリー8:幼児期におけるEEとESDの主流化
このプレナリーでは、世界の幼児教育における課題と機会について探求し、環境教育を統合する上での障壁や、三重の惑星危機に対する若い学習者の準備について議論しました。

プレナリー9:AIとスマートテクノロジー
持続可能な未来への道筋を照らし、環境教育と持続可能な開発における新技術の導入のもつ極めて重要な役割を強調しました。

<サイドイベント>
WEEC2024のサイドイベントは、環境教育と環境意識を促進するための多面的な取り組みを紹介し、称賛することを目的として環境教育の領域における様々な世界的組織の協調的な取り組みを紹介するダイナミックなプラットフォームを提供しました。学生を含むスピーカーは、学術界、政府間機関、政府、国内・国際機関、学校を代表する様々な地域から集まっていました。、
環境、映画、教育 映画の再度イベントでは、映画とメディアを通じてエコロジー・コミュニケーションとストーリーテリングの強化を議論しました。地球、空気、水、火にと人類に関する「解き明かされるエレメント」セッションでは、気候に関する専門知識とMUN修了生の経験を4つの要素を通して織り交ぜた、没入型の学びの旅が行われました。

<大会総括>
各テーマ別議長が、環境教育の成果、課題、集団的目標、そしてそれらを達成するための手段をまとめて発表しました。

<閉会式>
アハメド・バハルーン殿下は、すべての貢献者に感謝の意を表し、光り輝く持続可能な明日に向けた一致団結した行動を促しました。マリオ・サロモーネWEEC事務局長は、惑星規模の行動に関するグローバルな約束を強調する第13回WEECがオーストラリアのパースで開催されると発表しました。アブダビは、それに対して揺るぎない支援を約束しました。
なお、WEEC2024では各種の勧告をまとめた「環境教育とESDに関するアブダビ・ロードマップ」が作成されました。

【対象】
環境教育とESDに関係するすべての者
【報告資料】
【問合せ先】
the Environment Agency – Abu DhabiまたはWEEC Secretariat

リンク

WEEC2024