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ドイツ:シュツットガルト市におけるESD
発表日:2025年7月25日
■ 概要
● シュツットガルト市は、持続可能で気候に優しい自治体を目指し、行政機関横断でESD(持続可能な開発のための教育)に取り組んでおり、子どもや若者が環境への影響を早期に学び、実践的に参加できる機会として、自然体験や学校菜園、地域清掃活動などが保育園や学校で展開されている。
● 2019年に市議会がESDネットワーク「シュツットガルトの自然体験」の設立を決定し、市の各部門と連携して調整と推進の役割を果たしている。このネットワークは、①自然・環境教育の提供、②自然と持続可能性を学ぶ場の創出、③気候や環境に関する子ども・若者の参加を3本柱として強化している。
● 2020年からは、保育園と全日制小学校における自然・環境教育のためのネットワーク構造が構築され、関係する関係者との協力により、さらに発展させており、2023年には、同ネットワークの模範的なESD活動が評価され、連邦教育研究省およびドイツユネスコ委員会より国家賞を受賞した。
● 同ネットワークは、保育所、学校、児童・青少年福祉サービス、地方自治体、自然・環境教育および ESD の分野の団体の教師、教育専門家、意思決定者を対象としており、環境保護局、都市計画・住宅局、学校管理局、青少年福祉局、庭園・墓地・森林局、対外関係部、児童局など、複数の部局が責任を負っている。
● ネットワーク全体の調整は、青少年・教育課のシュツットガルト教育パートナーシップ部が担当している。
【出典】