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発表日:2025年8月26日
出典:UNESCO
■ 概要
● ユネスコ代表団がランペルリ王立植物公園を訪問し、ブータンにおける「学際的プログラム2(IP2)―持続可能で強靭な社会のための科学・環境教育の推進」が正式に開始され、気候変動教育用の4部構成ビデオシリーズが公開された。
● これらの教材は、ユネスコの持続可能な開発のための教育(ESD)や「グリーニング教育パートナーシップ」を通じたグリーン教育の推進と整合しており、学生や来園者に環境および持続可能な開発に関する理解を深めてもらう展示資料として活用される。今回の新しい視聴覚教材は、公園を「環境教育の学習拠点」として進化させていく取り組みを補強するもの。
● 公園にはすでに気候変動とSDGsの関連を示す27枚のバナー展示が設置されており、新たな映像教材が加わることで、学生や来園者の環境・持続可能性理解を深める学習資源が拡充されることになる。
● 「ランペルリ公園における環境教育の重要性」と題したパネルディスカッションが行われ、農村・先住民を含む包摂的な気候教育、地域ガバナンスへの統合、コミュニティ参画を通じた教育の推進が強調され、ブータン政府や関連団体の代表者が参加した。
● ランペルリ王立植物公園は、ユネスコ「人間と生物圏(MaB)計画」の下で、世界生物圏保存地域ネットワークへの加盟候補地として提案されており、IP2では生物圏保存地域や世界遺産、ジオパーク、水博物館ネットワークを活用して実践的な学習活動を展開し、気候変動と生物多様性喪失、食料安全保障、ジェンダー包摂など多様な課題の理解とシステム思考・協働力の育成が目指されている。
【出典】
https://www.unesco.org/en/articles/unesco-supported-programme-advance-scientific-and-environmental-education-launched-lampelri-bhutan







