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【世界環境教育デー制定までの歴史的変遷~第1回環境教育政府間会議(トビリシ会議)】
1961年9月に旧ユーゴスラビアのベオグラードで開催された中立の立場で平和を維持することなどを目指す非同盟主義を外交政策の基調とする国々の首脳会議(ベオグラード会議)が開催された。その成果を受け、1977年10月14日~26日にロシアのトビリシで、歴史上唯一の「環境教育政府間会議」が開かれ、「トビリシ宣言・勧告」が採択されました。
本会議以降、1992年の地球サミットに至るまで、環境教育に関する国際的取組みは、トビリシ宣言と勧告を基調として、
①個人、地域社会が環境問題に対して直接的に働きかけるための知識、価値観、制度、技能を獲得する。
②環境問題の解決のために、環境の保護を保証する世界、いわば世界平和の確立を目指す。
これら2つの環境教育の基本目的が明確にされました。
そして、これらの目的を達成するための環境教育の進め方として、「地域的アプローチ」「地球的アプローチ」の二つの視点の重要性について明記されました。
「環境教育政府間会議」によって、知識、参加、批判的思考、責任の共有に基づいた現代の環境教育の基礎が築かれました。
このことを記念して、10月14日が世界環境教育デーに制定されました。
【世界環境教育デーの国際協調】
世界環境教育デーの国際協調は、「WEECネットワーク」と呼ばれる。この分野の主要な国際フォーラムであるWEEC(世界環境教育会議)を2年ごとに開催し、環境教育者のグローバルネットワークを強化しています。
WEECネットワーク は、環境教育をより創造的で、包括的なものにする為に、世界各地における経験、プロジェクト、ベストプラクティスを共有することでこの日を祝います。
同時に世界中の関係者に対し、関連するプロジェクトの共有を求めています。
【世界環境教育デーの取り組み】
毎年、9月14日から 10月31日までの期間は学校、国立公園、環境教育センター、公的機関、協会、博物館 などが、教育活動を展開することの重要性を強調する特別なイベントを世界中で開催しています。
各国でイベント等を通して、
①横断的なスキルを開発する教育活動の促進
②複雑化する地球環境問題への対処
③人間と環境の関係に対する意識の醸成
そして、
④より持続可能で住みやすく、公平な社会につながる態度や行動の啓発
に取り組んでいます。
皆さんも世界環境教育デーに関連する期間に、環境問題に関してどの様な行動ができるのかを、一緒に考えていきましょう。
【World Environmental Education Congres Network関連サイト】








