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発表日:2025年9月23日
【概要】
● 気候変動教育は、人々が洪水や干ばつなどの現象を理解し、それに対処するために、「意識」から「理解」そして「行動」へと移行するために極めて重要。気候変動教育は、環境や持続可能性に関するより広範な理解に統合される必要があり、汚染、生物多様性の損失、人々のライフスタイルといった他の地球規模の危機と密接に結びついている。
● カリキュラムに伝統的な知識システムからの学びを統合することが有効であると強調。伝統文化が環境と調和して暮らす方法を発展させてきたことから教訓を得られ、学校とコミュニティを結びつける教育法(ペダゴジー)を開発することが可能になる。
● 若者は、その創造性と新鮮な視点を通じて、気候変動の影響を軽減するための現代的な解決策を設計するイノベーターになる機会が増加している。学校レベルでは、コミュニティベースのプロジェクトやエコ起業家精神などを通じた実践的な学習、現実世界の問題解決、批判的思考を奨励する必要がある。
● 近年、多くの国々が自国の利益とグローバルな目標を区別する傾向があり、国際協力からの乖離が見られるが、気候変動は国際協力なしには解決できないため、学生はコミュニティや国家の市民であるだけでなく、地球の責任ある市民として行動する必要性を理解する必要がある。
● インドでは、最高裁判所の判決により1990年代初頭に環境教育がK-12(幼稚園から高校まで)のすべての正式教育に義務付けられた歴史がある。2020年のNEP(国家教育政策2020)や2023年のNCF(国家カリキュラム枠組み2023)の下で新しい教科書が開発されている現在、システムを変革する大きな機会があり、10年生では必須の環境教育科目が導入される予定。
【出典】
The Week (MAGAZINE)
From local wisdom to global solutions: The role of climate change education in a changing world- The Week








