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発表日:2025年9月25日
■ 概要
● サンフランシスコ州立大学(SFSU)は、プレキンダーガーテン(PK)から12年生までの教師を対象とした、「PK-12気候正義教育に関する大学院認定資格(Graduate Certificate in PK-12 Climate Justice Education)」プログラムを提供しており、このプログラムの費用を全額カバーする奨学金を提供することを発表した。
● この認定資格は、主要な公立大学としては初めて、単なる気候変動ではなく、気候正義教育に特化したPK-12教育認定資格。気候正義は、気候変動が疎外されたり十分なサービスを受けていない層に不平等な影響を与える点と、それらの不公平に対処するための正義に基づいた解決策に焦点を当てている。
● カリフォルニア州では山火事、洪水、干ばつが一般的になっており、「Assembly Bill 285」が可決されたことで、PK-12の学校は気候変動を教えることが義務付けられている。また、多くの教師が気候変動教育の必要性を支持しているが、教える知識がないと感じているため、本プログラムはその不足を補うことを目的としている。
● このプログラムは、教育学大学院、エスニック研究学部、科学・工学部、専門・グローバル教育学部の4つの学術カレッジが開発に関与した学際的アプローチを採用。気候変動が複雑で多面的な問題であるため、STEM分野の人々だけでなく、あらゆる分野の人々が協力することが必要だとされている。
● プログラムは12単位で1年間(夏の学期に開始し、翌春の学期に終了)で構成され、主にリモートで実施されるため、フルタイムの教師のスケジュールに対応できる。全額奨学金は慈善家でSFSU卒業生であるネダ・ノバリ氏の寄付により提供され、ベイエリアの教育者が優先される。
【出典】サンフランシスコ州立大学
https://news.sfsu.edu/news/sfsu-offers-full-scholarships-first-its-kind-pk-12-certificate-climate-justice-education








