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ブルネイ:グリーンな教室 -基盤から築く持続可能性-

■ 概要
● ブルネイ全土の小中学校の教師たちは、リサイクル、学校菜園、ゼロ・ウェイストの習慣、エコをテーマにした授業などを通じて、教室を持続可能性を体験できる実践的なスペースに変革し、日常の学習の中で気候変動の意識を植え付けている。
● これらの取り組みは、教育省が導入したGreening Education Plan (GEP) の一環であり、そのビジョンは「よりグリーンな明日のための教育」。GEPは、カリキュラムへのグリーン概念の組み込みや、エコフレンドリーなインフラへの投資を含む5つの柱を軸に、持続可能な教育と持続可能な学校運営の二つの分野に焦点を当てている。
● パイロット校であるSekolah Menengah Lambak Kiriでは、水耕栽培、堆肥化、太陽光発電による施肥が行われるエコガーデン(野菜やメロンなどを生産)、古タイヤやボトルを活用した造園プロジェクトなどを実施している。また、太陽光発電で完全に賄われるスマート教室の利用やエネルギー監査も行い、世界的な持続可能性のアイデアを日常の習慣へつなげている。
● 同校の取り組みはインクルーシブであり、技術、職業準備、特別支援教育の学生が植林や収穫を主導し、持続可能性を起業家精神、チームワーク、自尊心を育む実践的な訓練に変えている。
● 教師たちは、GEPの広範な戦略を学生に響く活動へと変換する変化の推進役として不可欠とされる。彼らは、知識を与えるだけでなく、学生たちが環境に対する責任感を持ち、将来「チェンジメーカー」としてこれらの価値観を大人になっても持ち続ける文化を育成することを目指している。

【出典】
https://borneobulletin.com.bn/the-green-classroom/