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世界気象機関による『太平洋南西部の気候状況』に関する報告書
【情報源】
WMO website
【名称】
                                             
【形態・形式】
文書
【著者・講演者または発行者】
世界気象機関(WMO)
【発行/公表時期】
2024年8月27日
【背景・目的】
 WMOの『太平洋南西部の気候状況2023』報告書は、この地域の海面上昇が世界平均を上回っていることを詳述しています。海面水温は1980年以降、世界平均の3倍の速さで上昇しています。
 この間、海洋熱波の発生頻度は1980年の約2倍になり、より激しく、より長く続いています。
 この報告書は、トンガで開催された太平洋諸島フォーラムで、アントニオ・グテーレス国連事務総長とセレステ・サウロWMO事務局長によって発表されました。
 この報告書には、グテーレス事務総長が「海面上昇に関するSOS」と表現した、「温暖化する世界における急増する海」に関する特別報告文書が添付されました。
【概要】

WMOの「太平洋南西部の気候状態2023」は、この地域で毎年発行される気候報告書の第4版であり、国立気象水文局(NMHS)、WMO地域気候センター(RCC)、複数の研究機関、国連機関、国際機関、地域機関が参加しています。本報告書は、主要な気候指標の状況、国連機関が提供する影響、リスク、政策に関する最新のデータや情報を提供します。この報告書は、太平洋南西部に関連する物理科学、社会経済、政策の側面を取り上げ、気候モニタリング、気候変動、気候サービスの分野におけるメンバーのニーズに応えるものです。

  ●主要メッセージ

  ‐気候変動が太平洋の島々の未来を脅かす

  ‐海面上昇が加速し、世界平均を上回る

  ‐海洋の加熱と酸性化は生態系と生活に害を及ぼす

  ‐早期警報は、気候変動への適応と災害リスクの軽減に不可欠な要素

 

  <掲載>

  【原文】

    原文(English)はこちらをご覧ください。