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「世界教師デー」(10/5)
【情報源】
         ユネスコスクール website
UNESCO website
【名称】
世界教師デー(10/5)
【背景・目的】

10月5日は「世界教師デー」です。1966年10月5日に『教員の地位に関する勧告』が調印されたことを記念し、1994年に制定されました。

この「教員の地位に関する勧告」では、教員の権利と責任に関する指標や、教員の養成とさらなる教育、採用、雇用、及び教育と学習の条件・環境の基準について定めています。また、1997年には、この勧告を補完する形で高等教育における同様の勧告である『高等教育教員の地位に関する勧告』が採択されました。

世界教師デーは教員がいかに教育の変革を推進しているかを記念するだけでなく、教員の才能や使命を十分に発揮するために必要なサポートについて考え、さらに教職という職業の未来を世界規模で再考する日でもあります。

世界教師デーに関する行事は、ILO、ユニセフ、及び教育インターナショナルと共に開催しています。

【2024年の記念行事】

教師は生徒を育成し、教育の進歩を促すことによって未来を形成する大切な役割を担っています。しかし、教師の潜在能力を十分に生かすには、彼らの職業に影響する意思決定において彼らの意見を聞き、尊重することが肝要です。今年の「世界教師デー」では、教師が直面する制度的な課題に対処し、教育における彼らの役割に関し、よりインクルーシブな対話を確立する必要性を強調します。また、Valuing teacher voices: towards a new social contract for education(教師の声を尊重する:教育のための新しい社会契約に向けて)をテーマに、教師の抱える課題に対処するため彼らの意見を求め、聞くことの緊急性に焦点を当てますが、最も重要なのは彼らが教育にもたらす専門的な知識や意見等を受け入れ、その恩恵を享受することです。

ユネスコ本部の主催する世界的イベントでは、教師の視点を教育政策に取り入れ、教師の専門的な能力開発を支援する環境を育むことの重要性を強調します。この国際デーのテーマは、 UN Secretary General’s High-level panel on the Teaching Profession(国連事務総長 教職に関するハイレベルパネル)に示された重要な課題及び深刻化する教師不足と労働条件・環境の低下という重要な新データを含む、最新のGlobal Report on Teachers(教員に関するグローバル・レポート)に対応するものです。

イベントの開会式ではユネスコ、ILO、ユニセフ及び教育インターナショナルの高官からのメッセージを紹介しました。また、教育における新しい社会契約の必要性についての基調講演や、政策や実践を改善するための見識を共有するために、会場や世界各国の教師の声を紹介する場を設けます。さらに、教員養成における優れた貢献を表するUNESCO-Hamdan Prize for Teacher Developmentの授賞式も行われました。

 

【関連サイト】

「世界教師デー」(10/5) – ユネスコスクール 公式ウェブサイト (mext.go.jp)

2024年世界教師デー コンセプトノートはこちら

ユネスコHP「世界教師デー」(英):https://www.unesco.org/en/days/teachers

ユネスコHP「国際デー」一覧(英):https://www.unesco.org/en/days