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6月27日から7月1日まで、「第2回『持続可能な開発目標(SDG)14』実施支援・国連会議(第2回国連海洋会議)」がポルトガルのリスボンで開催され、国連加盟国、国際機関、民間企業及び非政府組織(NGO)等、24カ国の首脳、2,000人以上の市民社会組織からの参加者を含む6,000人以上が参加して、海洋の保全や持続可能な利用を始めとするSDG14に関する議論が行われた。
この会議は、2015年9月に合意されたSDG14の実施推進を目的とした会議の第2回として、2020年6月にケニアとポルトガルの共催で開催される予定だったが、コロナ禍のために延長され、2022年6月27日から7月1日の日程で、ポルトガル及びケニアが共同議長となって開催された。
全体会合では、冒頭に共同議長であるマルセロ・ヌノ・ドゥアルテ・レベロ・デ・ソウザ・ポルトガル大統領、ウフル・ケニヤッタ・ケニア大統領、アントニオ・グテーレス国連事務総長などにより開会スピーチが行われ、続いて各国・機関代表によるスピーチが実施された。
全体会合と並行して開催された双方向の対話では、海洋に関する8つのテーマ(①海洋汚染、②海洋及び沿岸生態系の管理・保護・保全・回復、③海洋酸性化・脱炭素化・海洋温暖化への対処、④持続可能な漁業、⑤小島嶼国家(SIDs)や低開発国(LDCs)のための持続可能な海洋経済の促進・強化、⑥科学的知見の増強と海洋技術移転、⑦国連海洋法条約履行による海洋及び資源の保全と持続可能な利用、⑧SDG14と他のSDGs目標の連携)についての議論が行われた。
会議では5つの主要な成果(緊急性、解決策、コミットメント、政治宣言、ブレークスルー(Five key accomplishments: urgency, solutions, commitments, a political declaration, and breakthroughs))が得られたとし、会議の成果として、「我らの海、我らの未来:行動の要請」宣言(リスボン宣言)、会議中に開催された7つの「パートナーシップ対話」の共同議長サマリーが採択されたほか、SDG14を支持する1400以上の様々な関係者からのボランタリー・コミットメント(VCs)が提出された。
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